ウォーキング、鎌倉の歴史と花を愛でながら歩く

神奈川県

久しぶりの投稿です!

最近はなかなか出かける機会が取れなくて、すっかりご無沙汰してしまいましたが、また少しづつ投稿していきたいと思いますので宜しくお願いいたします。

最近は鎌倉方面へ出ることが多く、鎌倉には幾つものハイキング・ウォーキングコースがありますが奥深い歴史のある神社仏閣が多いので、ただひたすら歩くというより、あちこちの神社仏閣に立ち寄りながら歩いてみたいと思っています。

ただ歩くだけでしたら1、2時間ほどですが、立ち寄る寺院などでゆっくり写真を撮ったり見学したり、歴史と照らし合わせたりしながら歩いていると結局2、3時間ほどかかってしまいます。まだまだ歴史に疎い私ですが、少しづつご紹介していきたいと思います。

鎌倉「妙本寺」~「妙法寺」へ

前置き

今の季節、鎌倉と言えば「紫陽花」、と言われるほどにちょうど今は鎌倉だけではなく色んな場所で紫陽花満開の季節ですよね。

しかし今回は、鎌倉の紫陽花で有名な「長谷寺」や「明月院」ではなく・・・

先ずは、あの「鎌倉殿の13人」の中の1人、「比企能員」の屋敷があった場所の「妙本寺」を目指して、そのあと、通称「ぼたもち寺」と言われる「常栄寺」を見て、通称「苔寺」とも言われている「妙法寺」へと歩きました。

行程はただ歩くだけでしたら、鎌倉駅から妙本寺まではほんの10分程度で、そのあと「妙法寺」までも12、3分程度ですが、やはりお寺の境内や、途中の常栄寺(ぼたもち寺)を見たりしていると、どうしても1時間半くらいはかかり、鎌倉駅までの帰り道を含めれば、ゆっくり2時間くらいのウォーキングになります。

 

鎌倉駅から妙本寺(日蓮宗)

先ずは、鎌倉駅からまっすぐ若宮大路に向かって、郵便局の角を曲がってまっすぐ歩くとすぐ右手に「本覚寺」が見えますが、そおこは、そのまま通り過ぎ(もちろん境内中を通り抜けても良いです)て、そのままほんの5分ほど歩くと目の前に「妙本寺」を見ることができます。(手前右手に幼稚園があります)

そのまま正門まで真っすぐ歩く道の両側は、賑やかな駅前から徒歩10分以内の場所とは思えないほどの老木が茂る緑豊かな参道を歩いていきます

とても静かで鳥の声が優しく聞こえていました

 

 

妙本寺は頼朝の挙兵以来の忠臣で平家討伐や奥州征伐などで功績をあげて頼朝の厚い信頼を得ていた鎌倉幕府の立役者の1人だったのです、そして頼朝の死後、二代将軍の頼家と権力を振るっていたのですが、結局、北条家との権力争いで、北条時政に滅ぼされてしまったのですが、このあたりの経緯はとても有名ですよね

そして、このお寺はこの比企一族の邸宅跡で、開基は比企能員の子、能本(よしもと)で日蓮宗に帰依しこの地に法華堂を建てたとのことです。

日蓮宗寺院の中でも格式の高いお寺です。

 

立派な日蓮上人像です。

この後、妙法寺に向けて歩き始めます。

常栄寺(ぼたもち寺)

途中、ただひたすら真っすぐ歩けば12、13分位の所で、

「常栄寺」通称「ぼたもち寺」をちょっと覗いて、と言っても、こちらのお寺はとても小さくて可愛いお寺ですからさほど時間はとりません

少し、九州の太宰府天満宮の「梅ケ谷餅」の話とも似ています

あちらは大宰府に流された菅原道真公に、一人の老婆が梅の枝に刺した餅を差し出した言い伝えがあり、「梅が枝餅」として有名になっています。

こちらの「ぼたもち寺」の話は、捕らえられた日蓮が馬に乗せられ小路を引き回されていた時に、一人の老婆が日蓮にゴマの餅を捧げたという話が伝わっているそうです。

日蓮は瀧の口の法難で奇跡によって処刑を免れたことから「頸つぎのぼた餅」「御首継ぎにゴマの餅」とも言われ、9月の御法難会には今でもゴマをまぶした餅がお供えされるそうです。

引用:鎌倉検定公式テキストより

 

そしてまたスタート、「妙法寺」へと進みます 

 

途中、ハイキングコースに入る場所(入口)の「八雲神社」を左手に見送って、ひたすら道なりに歩くと車の多い通りに出て左に曲がって歩くと、また左手に、今度は「安養院」が見えてきました。

安養院は北条政子のゆかりのお寺で、安養院は政子の法名だそうです。

中には北条政子の供養塔もあるそうですが、残念ながらこの日は入ることができなかったです。

妙法寺

そしてもう少し歩くとようやく「妙法寺」に到着します。

拝観時間は4時半までで、到着したのが4時ちょうど位だったので、せっかく来たのだから30分だけ、と思って拝観料を払ってはいりました。(拝観料は300円です)

 

この日は、夕方4時といってもお天気もよく歩いてきて、汗ばんでいたのですが、中はヒンヤリとして気持ちの良い風が吹き、緑と枯れた葉っぱのような匂いがなんともいい香りで、とっても癒される空間です。

決して広いわけではありませんが、縦に苔の階段を登っていく感じで、上から見た景色がなんとも良い感じで思わず見とれてしまいます。

ただし、登りは問題ないですが、降りる時は足を滑らせないように気を付けないと、特に一人だったので、ちょっと気を付けて降りてきました。

この日は時間がなくて頂上まで行けなかったのですが、頂上からは鎌倉市内を一望できて見晴らしが良いそうです。

このお寺はまだ紫陽花も満開ではなかったのですが、階段を降りてふと脇を見たときにとてもやさしいピンク色の紫陽花が1輪咲いていました。

ちょうど4時半頃には少し日も陰りはじめて、あとは住宅街を歩いて15分ほどで鎌倉駅に到着しました。

まとめ

短いウォーキングでしたが、いかがだったでしょうか?

今回は特に花の写真や風景写真を撮ることをメインにしていたので、お寺を1か所づつ、ゆっくり歩いていたので2時間ほどのウォーキングでしたが、万歩計では1万歩は歩いていました。

時間がない時のウォーキングにはちょうど良い距離でしたが次回はもう少し時間をかけて「祇園山ハイキングコース」を歩いてみようと思います。

たっぷり1日費やすつもりで歩けば、もっと色んな神社仏閣を見ながら歩けるでしょううが時間がない時には、2、3か所の神社仏閣を目的としてゆっくり歩くのも良いかな、と思います。

これまで何気なく見ていた神社仏閣も歴史や由来を知ることで、ウォーキング・ハイキングの楽しみ方の1つにもなるかと思います。

鎌倉のウォーキング・散策に関しては、「こまかブログ」にも書いています。

よろしければ覗いてみて下さい。

 

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