2019年夏、ラスベガスからグランドキャニオンへ
2019年の2度目のラスベガス旅行で訪れたのが、今回ご紹介するグランドキャニオンです。
当時の私は、まだ「世界遺産」というものに今ほど興味があったわけではありません。
ラスベガスではただ街を歩いたり、いろいろなホテルを巡ったり(笑)、ショーを楽しんだり。
当時、義理兄夫婦が住んでいた家で、暮らすように、スーパーへ買い物に行ったりとラスベガスの街で楽しく過ごしていました。
ところが滞在中、ふと思ったのです。
「せっかくラスベガスまで来たのだから、グランドキャニオンに行かない手はないでしょう!」
そこで急きょ、現地発の日帰りツアーに申し込みました。
ツアーは、宿泊していたベラージオ周辺から出発。
グランドキャニオンまでは片道約4時間。途中、トイレ休憩などを挟みながらバスで向かいました。
料金は、当時の記憶では一人3万円くらいだったと思います。

いよいよアメリカの大自然を巡る旅へ。移動には大きな送迎車を利用しました。
途中で憧れのルート66へ
そして、途中で立ち寄ったのが、以前から一度行ってみたいと思っていた「ルート66」。
「ここがあの有名なルート66!」
嬉しくなって、写真をたくさん撮りました。
小さなお土産物屋さんもあり、ツアーの皆さんも楽しそうに買い物をしていました。
グランドキャニオンへ向かう途中ではありましたが、私にとってはここも楽しみにしていた場所のひとつ。短い立ち寄り時間ながら、しっかり満喫しました。

ルート66沿いのギフトショップ。看板やステッカーまで、アメリカらしさ満点でした。

ルート66らしいレトロな風景。映画で見たようなアメリカの雰囲気が広がっていました。
いよいよグランドキャニオンへ
目的地が近づいたところでランチタイム。
とはいえ日帰りツアーなので、ランチはとても簡単なものでした。
でも、このときの私には味なんてどうでもいい(笑)。
「早くグランドキャニオンに着きたい!」
そんな気持ちでワクワクしていました。
そして、いよいよ現地へ。
実際に自分の目で見たグランドキャニオンの景色は、言葉ではなかなか言い表せないものでした。
それまでにもテレビやネット、写真などで何度も見たことのある景色です。
でも、実際にその場所に立ってみると全然違いました。
目の前いっぱいに広がる大峡谷。
どこまで続いているのだろうと思うほどの広さと、幾重にも重なる岩肌。
とにかく、そのスケールに圧倒されました。
「凄い!」「凄い!」
そんな言葉ばかり繰り返しながら、景色を眺めては写真を撮り、また少し歩いては立ち止まる……。
本当はもっとあちこち歩いてみたかったのですが、今回はラスベガスからの日帰りツアー。
限られた観光時間は、本当にあっという間でした。

人の大きさと比べると、グランドキャニオンのスケールの大きさがよく分かります。

どこまで続いているのだろうと思うほどの大峡谷。地球がつくり上げた壮大な景色です。
写真だけではなかなか伝わらないグランドキャニオンの広さ。
当時撮影した短い動画も残っていたので、改めて見返してみました。
わずか数秒の動画ですが、遠くまで幾重にも続く地層と大峡谷の奥行きが、写真とはまた違って感じられます。
実際にこの場所に立ったときは、「地球ってこんなに大きいんだ」と、ただただ景色を眺めていました。

写真ではなかなか伝えきれないスケール。目の前に広がる景色に圧倒されました。
展望スポットから下をのぞくと、今度はグランドキャニオンの「広さ」だけでなく、その「深さ」にも驚かされます。
短い動画ですが、谷底を見下ろしたときの景色も残っていました。
写真では平面的に見えてしまいますが、実際には足元からはるか下まで谷が続いています。
こうして改めて映像を見ると、長い年月をかけてつくられた地形のスケールをあらためて感じます。

グランドキャニオン国立公園へ到着。ここからいよいよ壮大な景色に出会います。
私がラスベガスで感じた、大自然の不思議な力
実は当時、義兄夫婦がラスベガスに住んでいたため、遊びに行ったことがこの旅のきっかけでした。
プロフィールにも少し書いていますが、私にとってラスベガスは、なぜか不思議なパワーを感じる場所でもあります。
これまでに2度訪れました。
初めて訪れたときには、義兄の車でザイオン国立公園へ連れて行ってもらいました。
その道中で印象に残っているのが、線路を走っていた「Amazon」の文字が入った車両です。
「まだ続くよ!」
「長いねぇ。いったいどこまで行くんだろうね」
と話しながら眺めていたのを覚えています。
日本ではなかなか目にしない長い列車。それだけでも、アメリカという国のスケールの大きさを感じました。
そして到着したザイオン国立公園。
世界遺産ではありませんが、ここでも日本とはまったく違う雄大な自然に圧倒されました。

赤い岩壁と緑のコントラストが印象的なザイオン国立公園。

巨大な岩壁を見上げながらシャトルバスで園内を移動します。
その後、近郊のレッドロックなどにも何度か連れて行ってもらいました。
中でも忘れられないのが、初めてレッドロックを訪れたときのことです。
義兄の車は大きなジープ型で、後部座席に乗り込むときには、いつも「ヨイショ!」と声を出していた私。
ところがレッドロックを歩き終え、「さあ帰ろう」と車に乗ったとき、不思議なくらいスッと乗れたのです。
帰ってからも身体が軽く感じられ、
「レッドロックからパワーをもらったのかな?」
なんて話して喜んでいました。
もちろん、本当に大地から何か特別な力をもらったのかは分かりません。
でも当時の私は体調が万全ではなかったこともあり、ラスベガス周辺の広大な大地に立ったときに感じた開放感は、今でもよく覚えています。
うまく表現するのは難しいのですが、
「身も心も思いっきり開かれた!」
そんな感じでした。

赤い岩が幾重にも重なる独特の景観。グランドキャニオンとはまた違った美しさがありました。
ラスベガスというと、きらびやかなホテルやカジノ、ショーなどを思い浮かべる方も多いでしょう。
でも少し郊外へ足を延ばすと、ザイオンやレッドロック、そして今回ご紹介するグランドキャニオンなど、圧倒されるような大自然があります。
私にとってラスベガスは、街の華やかさだけでなく、そんな大自然も含めて、何度でも訪れてみたいと思う場所なのです。
「もっと時間があれば…」と思いながらビジターセンターへ
集合時間が近づき、ビジターセンターへ戻ることに。
ところが帰る途中も、どうしても景色から目が離せません。
「もっと時間があればいいのに……」
そんなことを思いながら、集合時間に遅れないよう少し急かされるように歩いていました。
それでも、最後に立ち寄ったビジターセンターも楽しかったです。
旅の記念にTシャツを購入しました。
これが意外にも(笑)、お値段のわりに生地がしっかりしていて、2019年に買ったものなのに今でも現役です。
短い滞在ではありましたが、グランドキャニオンの圧倒的な景色は今でも忘れられません。
そして世界遺産を勉強するようになった今、改めて写真を見返してみると、
「あのとき見ていた景色には、こんな意味があったんだ」
と、当時とはまた違った面白さを感じています。
世界遺産を学び始めた今、改めて思うこと
2019年にグランドキャニオンを訪れた頃は、まだ世界遺産についてほとんど知識がなく、ただただ目の前に広がる景色に「すごい!」と圧倒されていました。
今は世界遺産検定3級を取得し、2級に向けて勉強を続けています。
改めて当時の写真を見返してみると、あのときとは少し違って見えるようになりました。
アメリカ大陸の大きさ、長い年月をかけて刻まれてきた地球の歴史。そして、その壮大な時間の中では、人間の一生は本当に小さなものなのだと改めて感じます。
もちろん、こうした壮大な地球の歴史や人類の歴史が残されているのは、アメリカだけではありません。
世界中には、まだまだ私が知らない場所、見たことのない景色、知りたい歴史がたくさんあります。
世界遺産を勉強するようになったことで、以前訪れた場所をもう一度振り返る楽しみも増えました。
もし、もう一度グランドキャニオンを訪れることができたなら――。
今度は「すごい!」だけではなく、目の前に広がる地層や大地が歩んできた長い時間にも思いを馳せながら、もう少しゆっくり歩いてみたいと思います。
🌍 グランドキャニオンの世界遺産メモ
- 世界遺産名:グランド・キャニオン国立公園
- 国:アメリカ合衆国(アリゾナ州)
- 登録年:1979年
- 分類:世界自然遺産
- 登録基準:(vii)(viii)(ix)(x)
- 特徴:コロラド川によって刻まれた大峡谷。深さは約1,500mに達し、露出した地層から地球の長い歴史を読み取ることができます。

2026年現在|グランドキャニオンを訪れる前に知っておきたいこと
私がグランドキャニオンを訪れたのは2019年です。
当時と現在では料金や利用方法などが変わっているため、ここからは2026年10月現在の情報をご紹介します。
私たちが訪れたサウスリムは、現在も1年を通して24時間開園しています。
グランドキャニオンを訪れる旅行者の約90%がサウスリムを利用しており、園内には無料のシャトルバスも運行されています。シャトルバスの運行ルートは季節によって変わります。
入園料は現在、入園方法によって20~35ドルです。
入園パスは7日間有効です。また、2026年1月1日から料金制度が変更され、16歳以上の米国非居住者には通常の入園料に加えて1人100ドルの追加料金が必要になりました。
対象となるパスを利用する場合などには例外があります。
なお、入口では現金は受け付けておらず、クレジットカード、デビットカード、デジタルパスなどでの支払いとなっています。
サウスリムは年間を通して訪れることができますが、春・夏・秋は混雑しやすく、宿泊やキャンプをする場合は予約が強く推奨されています。冬は比較的空いている一方、積雪や凍結によって道路状況が変わることもあります。
※料金、シャトルバス、道路状況などは変更される場合があります。旅行前には必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。


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