映画から始まった古代都市ポンペイへの憧れ|いつか訪ねたい世界遺産

ポンペイ遺跡とヴェスヴィオ山を眺めるシニア女性のイメージイラスト 世界遺産の旅
Adobe Fireflyで作成したポンペイ遺跡のイメージイラストです。

以前から少しずつ勉強を続けていた世界遺産検定3級に、2026年9月、無事に合格しました!

旅先の景色や建物を見るだけでなく、その場所が歩んできた歴史や、世界遺産としての価値をもっと知りたいと思ったことが、勉強を始めたきっかけです。

3級合格をひとつの区切りとして、これからは実際に訪れた世界遺産だけでなく、「いつか訪ねてみたい世界遺産」についても書いていきたいと思います。

現在は、12月の2級試験に向けて勉強を始めています。

その第一回として取り上げたいのが、以前観た映画をきっかけに、いつか訪ねたいと思い続けている古代都市ポンペイです。

映画『ポンペイ』で心に残った二つの場面

初めて偶然、映画『ポンペイ』を観たとき、「本当に、これほどすごいことが起きたのか」と驚きました。

自然の力の恐ろしさとともに、そこに暮らしていた人々の普通の日常が、一瞬のうちに失われてしまったことに強く心を揺さぶられたのです。

映画では、奴隷剣闘士である主人公と仲間との友情、そして身分の違う女性との恋が描かれています。

物語への評価は分かれるかもしれませんが、私には特に忘れられない二つの場面があります。

ひとつは、ヴェスヴィオ山の噴火が始まり、主人公の仲間である奴隷剣闘士が、迫り来る噴煙を前に、ようやく自由になれるという思いを口にする場面。

もうひとつは、逃げ場を失った恋人同士が最後に抱き合い、噴火による熱雲にのみ込まれていくラストシーンです。

主人公たちの物語はフィクションですが、自由を求める人々の姿や、噴火から逃げ惑う人々の様子がとても悲しく、今でも心に残っています。

姉の言葉で、さらに行ってみたくなったポンペイ

実は、私の2人の姉たちはポンペイを訪れたことがあります。

話を聞いたときの、

「本当に、そのまんま残っているのよ」

という言葉がとても印象的でした。

テレビ番組などでも何度か紹介されているのを見ましたが、当時の街並みや人々の暮らしの跡を、自分の目で確かめてみたいと思っています。

姉の1人は普段ほとんど運動やウォーキングなどしたことがないので、イタリア旅行では、かなり歩いたため、帰国してから熱を出すほど疲れてしまったそうです。

どうやら履いていた靴も合っていなかったようなのですが、ちなみにイタリアの道はとても硬いそうで、できるだけ厚底のある靴、スニーカーを履いた方が良いそうです。

旅行に行けばどうしても歩くことが多くなるので、私はいつも厚底のスニーカーを履くようにしてます。

あと、やはり普段からウォーキングなどで足を少しでも鍛えておいた方が良いようですね。

それでも姉は、「ポンペイの遺跡は、ぜひ観る価値があるわよ!」と話していました。

その言葉を聞くと、やはり一度は行ってみたいと思います。

いつか巡ってみたい南イタリアの世界遺産

イタリアは、2026年9月現在、世界で最も多い62件の世界遺産を持つ国です。

さすがに、生きている間にすべてを見るのは難しいでしょうが、一か所でも実際に訪れることができたら、それだけでもありがたいことですね(笑)。

もし南イタリアを巡る旅が実現したら、ポンペイはもちろん、ナポリやアマルフィ海岸にも足を延ばしてみたいと思っています。

さらに、同じ南イタリアでもポンペイとは別のプーリア州にある、アルベロベッロの街も憧れの場所です。

とんがり屋根の白い家「トゥルッリ」が並ぶ景色は、写真で見るたびに、まるで童話の世界のようで、とてもかわいらしく感じます。

まずは現在勉強している2級のテキストを読みながら、ポンペイがどのような街で、なぜ世界遺産として評価されているのか、もう少し詳しく調べてみたいと思います。

ポンペイはどこにある?

ポンペイは、イタリア南部のカンパニア州、ナポリ近郊のヴェスヴィオ山南麓に位置する古代都市です。

西暦79年、ヴェスヴィオ山の大噴火によって火山灰や火山礫などに覆われ、街としての営みが途絶えました。

厚く降り積もった火山灰や火山礫に覆われ、その後長い間地中に埋もれていたため、建物や道路、壁画、日用品など、古代ローマ時代の人々の暮らしを伝えるものが、驚くほど良い状態で残されました。

ナポリからポンペイへの行き方

ナポリからポンペイへは、鉄道を利用して行くことができます。

ナポリ中央駅から接続するヴェスヴィオ周遊鉄道(チルクムヴェスヴィアーナ)のソレント行きに乗り、「ポンペイ・スカーヴィ=ヴィッラ・デイ・ミステリ駅」で下車します。

所要時間は約30~40分で、駅からポンペイ遺跡の入口まではすぐなので、私が行くときにも、この方法が分かりやすそうです。

入場料と見学時間

2026年9月現在、古代都市ポンペイを見学できる「Pompeii Express」は20ユーロ、郊外の別荘なども含まれる「Pompei+」は25ユーロです。

入場者数は1日2万人までに制限されており、公式サイトではオンラインでの事前購入が推奨されています。

ポンペイ遺跡の広さは約44ヘクタールもあり、公式サイトによると、見学には最低でも2~3時間必要です。

主要な場所をじっくり見て回るなら、半日、あるいはそれ以上かかることもありそうです。

これだけ広いとなると、実際に訪れた姉が「足が疲れた」と話していたのも無理はありません。

私は一つひとつじっくり見て回るタイプなので、いつか訪れる日に備えて、休憩を挟みながら4時間ほど歩ける体力をつけておきたいと思っています。

※料金や入場方法は変更される場合があります。実際に訪れる際は、ポンペイ考古学公園の公式サイトで最新情報をご確認ください。

ナポリ、ポンペイ遺跡、アマルフィ海岸、カプリ島、アルベロベッロの位置を描いた南イタリアのイメージマップ

南イタリアにあるポンペイと、いつか巡ってみたい街や世界遺産。※Adobe Fireflyで作成したイメージマップです。位置や縮尺は概略です。

 

世界遺産としての価値

ポンペイは単独ではなく、エルコラーノやトッレ・アンヌンツィアータの遺跡とともに、1997年、「ポンペイ、エルコラーノ及びトッレ・アンヌンツィアータの遺跡地域」として、ユネスコ世界文化遺産に登録されました。

登録基準は(ⅲ)(ⅳ)(ⅴ)の3つです。

  • 登録基準(ⅲ)
    ポンペイとエルコラーノは、古代ローマの都市が極めて良好な状態で残されており、その規模と完全性において、世界でも類を見ない遺跡であること。
  • 登録基準(ⅳ)
    紀元前1世紀から紀元1世紀にかけての都市構造や建築物、装飾、日用品などを通して、古代ローマ人の暮らしを総合的に知ることができること。
  • 登録基準(ⅴ)
    古代ローマ時代の都市や郊外の別荘の姿を伝える優れた例であり、西暦79年のヴェスヴィオ山噴火によって、その時代の暮らしがひとつの瞬間として残されていること。

ポンペイには、立派な神殿や劇場だけでなく、住宅や商店、公衆浴場、道路、壁画、落書き、日用品なども残されています。

それらを通して、およそ2000年前の人々の日常を身近に感じられることが、ポンペイの大きな価値なのだと思います。

ポンペイで私が見てみたいもの

私がポンペイに惹かれるのも、まさに古代ローマ人の日常生活を感じられるところです。

特別な人物の歴史だけではなく、そこで笑ったり、働いたり、食事をしたりしていた普通の人々の暮らしを、自分の目で確かめてみたいと思っています。

スタビアーネ浴場

スタビアーネ浴場は、ポンペイで最も古い浴場の一つです。

入浴するだけでなく、人々が集まって会話を楽しむ社交の場でもあったといわれています。

当時の人々がどのように過ごしていたのか、その様子を想像しながら歩いてみたい場所です。

円形闘技場

古代ローマ時代の円形闘技場では、剣闘士たちの戦いなどが行われていました。

ここに立ったら、映画『ポンペイ』で見た、奴隷剣闘士たちの戦いの場面を思い出すのではないでしょうか。

映画と史実は別のものですが、実際の闘技場を目の前にしたとき、自分がどのように感じるのか興味があります。

犠牲者の姿をかたどった石膏像

噴火の犠牲になった人々の姿をかたどった石膏像も、見てみたいものの一つです。

これは遺体を石膏で復元したものではなく、火山灰の中に残された人の形の空洞へ石膏を流し込み、最期の姿をかたどったものです。

見るのは少し怖い気もしますが、そこにいた人々も、噴火が起きるまでは私たちと同じように日々の暮らしを送っていたのだと思うと、目をそらさずに見ておきたい気持ちがあります。

このほかにも、住宅や別荘に残された数々の壁画を見てみたいと思っています。

ポンペイを歩けば、遺跡を見学するというよりも、2000年前の古代ローマの街へタイムスリップしたような感覚になるのかもしれません。

まとめ|いつか自分の足で歩いてみたいポンペイ

映画を観たことがきっかけで興味を持ったポンペイ。

以前は、ヴェスヴィオ山の噴火によって失われた悲劇の街という印象が強かったのですが、世界遺産の勉強をしながら調べていくうちに、古代ローマの人々の日常を今に伝える場所でもあることを知りました。

公衆浴場で語り合った人々、商店で働いていた人、家族と食卓を囲んでいた人。

およそ2000年前にも、私たちと変わらない日々の暮らしがあったのだと思います。

スタビアーネ浴場や円形闘技場、住宅に残された壁画、そして噴火の犠牲となった人々の石膏像。それらを自分の目で見たとき、私は何を感じるのでしょうか。

広い遺跡を歩くには体力も必要になりそうです。これからもウォーキングなどを続け、いつか訪れる日には、歩きやすいスニーカーを履いて、カメラを片手にゆっくりと街を歩いてみたいと思っています。

そしてそのときには、「いつか訪ねたいポンペイ」ではなく、実際に自分の足で歩いて感じたポンペイを、写真とともにこのブログで紹介できたら嬉しいです。

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