11月はじめ、鎌倉円覚寺の総門(入口)が少し紅葉し始めています、という情報を聞いて、早速、出かけてみました。
しかし、鎌倉は毎年12月に入らないと紅葉はみられないのですが・・。
北鎌倉→円覚寺→東慶寺→浄智寺→明月院→建長寺→円応寺→鶴岡八幡宮→鎌倉駅
円覚寺(鎌倉五山 第2位)
円覚寺の紅葉が少しみられます、との情報から、早速 、見にいきましたが、残念ながら、この時はまだ僅かな紅葉でした。
でも、濃淡の緑の間に少しづつ赤い色が綺麗です(*^_^*)

円覚寺は、約6万平方メートルの寺域は国の史跡に指定されています。
1282年(弘安5)に八代執権、北条時宗が建立しています。
鎌倉幕府が滅びた後、後醍醐天皇の力もあり、寺は繁栄したそうです。
山門・仏殿・方丈などが一直線に並び、ほとんどの建物は室町時代から江戸時代にかけて再建されているそうです。

山門には伏見上皇勅筆の「円覚興聖禅寺」の額がかかっています。

北鎌倉駅から出ると直ぐに(徒歩2分ほど)円覚寺総門が見えて、山門、仏殿、方丈を見ながら、妙香池を通り過ぎ黄梅院まで歩きます。
東慶寺
東慶寺は「縁切り寺」「駆け込み寺」の名で広く知られており、かつては尼寺として栄えていました。
1871年(明治4年)に「縁切寺法」と言う、3年修行することで離縁を実現できるとう法が廃止されるまで、約600年もの間、多くの女性を救った寺です。

正門を抜ける真っ直ぐ向こうに仏像がお出迎えしてて下さっています。



当時は現代のように簡単に女性から離縁などできる時代ではなかったようですから、このお寺は逃げ駆け込んでくる女性を迎え入れてくれる、女性にとっては救いのお寺だったんですね。
境内には梅や花菖蒲などがとても綺麗に咲いています。
東慶寺は円覚寺からは徒歩4分ほどと近いですが、車の多い道路で歩道が狭いうえに交通量も多いので車に気をつけて歩いた方がいいです。
浄智寺(鎌倉五山 第四位)
浄智寺は、東慶寺から歩いて3~4分ほどで着きます。
浄智寺が創建されたのは13世紀の終り頃だそうですが、その頃の鎌倉は北条氏の勢力が盛大で、禅宗がもっとも栄えた時期だったそうです。

👆参道入口の石橋の左脇にある「甘露の井」は鎌倉十井の1つとして名高いそうです。現在は飲料はできないそうです。
参道入口の左側の道は、葛原岡ハイキングコース(源氏山方面)に繋がっています。

👆 鎌倉でも珍しい花頭窓)のある唐模様の鐘楼門です。
境内は竹林や杉木立が立ち並び、巨木のコウヤマキ、タチヒガンなどの樹木も多く、緑ゆたかな自然に満たされて、とても心地よいです
境内奥へ進むと、下の写真は洞窟ではありません、洞穴のような通り道があり、ここを潜り抜けて内庭の隧道を抜けると、洞窟に弥勒菩薩の化身といわれる布袋尊がまつられています



鎌倉七福神の1つとされる布袋尊ですが、福徳円満のご利益が得られるということですが、お腹を撫でると元気がもらえるとのことです。
とても、にこやかで優しいお顔ですね(*^_^*)
明月院(あじさい寺)
浄智寺から歩いて7分ほどで明月院に着きます。
明月院といえば、紫陽花、「あじさい寺」とも呼ばれてますよね。紫陽花の季節にはとても多くの人が訪れる人気のあるお寺ですね。



👆紫陽花の季節にはこの丸窓越しの風景が撮影スポットになっていて、多くの人が下のような写真を撮るためにスマホやカメラを片手に行列しています。
⇩ 丸窓の撮影スポットの脇の方にあるお地蔵様達です。こちらは3年前の紫陽花の季節に撮影した写真です。



とっても有難いお地蔵様達です。
⇩ 今回は秋だったのでお花達は少なかったのですが、やはり所々に青紫色の笹竜胆たちが可憐な姿を見せてくれていました。


建長寺(鎌倉五山 第一位)
建長寺は、明月院から約15分ほどの距離を歩いて到着します。この頃には少し疲れが出てくる、かもしれません(;’∀’)

建長寺の総門はとても大きくて、総門、三門、仏殿、法堂、方丈が整然と並んでいて、桜の季節には山門を背景に素晴らしい花景色を楽しむことができます


👆2016年春に撮影した写真です。
この時は、境内の一番奥の半僧坊が天園ハイキングコースの入り口になっており、ここから歩き始めました。

天園ハイキングコースはなかなか!山歩き感満載!のコースです。

天園ハイキングコースは、所要時間は約2時間ですから、このコースだけで十分、運動になります。
今年も春に歩いてみようと思っています
円応寺(えんのうじ)
鎌倉駅から北鎌倉へ向かう途中にある、全国でも珍しい「閻魔様(えんまさま)」を本尊とするお寺です。
建長寺から県道を4分ほど歩いた場所にありますが、入口はやや控えめで、うっかりすると通り過ぎてしまいそうな雰囲気です。
私も今回が初訪問でしたが、実際に足を踏み入れてみると、その独特の空気感にすっかり引き込まれてしまいました。

このお寺は1250年に創建され、本尊は閻魔大王。
もともとは海岸近くにありましたが、江戸時代に現在の場所(建長寺の向かい側)へ移されたそうです。
円応寺は「十王(じゅうおう)」と呼ばれる、亡くなった後に冥界で出会う十人の王を祀るお寺でもあり、「閻魔堂」や「十王堂」とも呼ばれています。
本尊の閻魔大王座像(国重要文化財)は、仏師・運慶の作と伝えられています。
その姿は迫力満点。
一見するととても厳しい表情ですが、じっくり見ていると、どこか慈悲深さも感じられる不思議な表情をしています。
怖いはずなのに、なぜか少し救われるような気持ちになる――そんな印象でした。
実はこの閻魔大王には「笑い閻魔」という伝説も残されています。
運慶が一度亡くなり、死後の世界から戻ってきた際、その喜びを表現しようとして彫ったところ、恐ろしいはずの閻魔様がどこか微笑んでいるような表情になった、という言い伝えです。
こうしたエピソードを知ると、さらに親しみが湧いてきますね😊
円応寺には「円応寺縁起」として、さまざまな興味深い逸話が残されています。
運慶と閻魔大王の話のほかにも、山賊から赤ちゃんを守るために一度飲み込んだことから「子喰い閻魔」と呼ばれ、その後、無事に成長したことから「子育て閻魔」として信仰されるようになったという話など、思わず引き込まれる内容ばかりです。
また、仏教における「十王」の考え方や、人が亡くなってからの法要の意味についても詳しく知ることができます。
それぞれの像の下には丁寧な説明書きがあり、順番に読み進めていくうちに「なるほど…」と理解が深まり、気づけば時間を忘れて見入ってしまいました。
ふと脇を見ると、一人の女子高生が熱心にノートを取っていました。
きっと彼女も、この一見すると怖い表情の閻魔大王に、何か心惹かれるものを感じていたのかもしれません😊
子どもの頃から「閻魔様=怖い存在」というイメージを持っていましたが、ここで知ったのは、むしろ人を救おうとする存在であるということ、
そのことに気づいたとき、驚きとともに、どこか嬉しい気持ちになりました。
最後に並ぶ「延命地蔵」の穏やかな表情を見たとき、ふっと心がほどけるような感覚がありました。
そして改めて閻魔大王の顔を見ると、厳しさの中にも優しさが感じられ、どこか微笑んでいるようにも見えてきます。
まだ訪れたことのない方には、ぜひ一度足を運んでいただきたいお寺です。
建長寺とあわせて訪れる人も多く(2026年現在)、お堂の中に広がる静謐で凛とした空気は、一般的な観光寺院とは一味違う、特別な時間を感じさせてくれます。










円応寺の詳しい内容はこちらでも書いてます。👇
鎌倉・円応寺|怖いはずの閻魔様に、なぜか救われる不思議なお寺
鶴岡八幡宮
いよいよ最終地点の「鶴岡八幡宮」です。円応寺からは歩いて10分ほどの距離です。
鶴岡八幡宮では、年間通して様々な行事が行われています、そして、いつも多くの人達が訪れています。


鎌倉文華館 鶴岡ミュージアムも時間があれば是非、ゆっくり観て回りたいものです。
鶴岡八幡宮を過ぎて、小町通りを抜けて鎌倉駅に到着します。
まとめ
北鎌倉駅を降りて、円覚寺から鶴岡八幡宮含めて7つのお寺を見ながら歩いてきました。
結局、今回は何か所かのお寺でゆっくり時間をとったこともあって、約3時間近くのウォーキングになりましたが、それでも尚、花の季節などは時間をかけて観て回りたいものです。
鎌倉は年中、人が多い場所ですから、ここ2年あまりのコロナ禍に於いては行き辛い場所でしたが、今年の春には、何とか少しでも気軽に鎌倉散策を楽しんで頂きたいです。
※ こちらの記事は「こまかブログ」でもご紹介しています。


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