初心者が大山登山で感じたこと
私が、初めて登山というものを体験したのは、丹沢・大山に登った時のことです。
これまで大山阿夫利神社・下社までは行ったことがありましたが、その先の山頂までは初挑戦。
「標高1,252mだし、初心者でも登れそう」
そんな気持ちで出かけたのですが、実際に歩いてみると、思っていた以上に岩場や階段が多く、いくつもの失敗がありました。
特に失敗したのが、服装・食料と水・靴下などの装備です。
9月だからまだ暑いだろうと思っていた服装では、山の上では思いのほか寒く感じました。
さらに、食料をほとんど持たずに登ってしまい、途中で「何か食べるものを持ってくればよかった……」と後悔することに。
今振り返ると、かなり準備不足の登山でした。
この記事では、そんな初心者だった私が大山に登って実際に失敗したことと、「次に行くなら、これだけは準備しておきたい」と思った服装・持ち物・注意点を、当時の写真とともにご紹介します。
これから初めて大山に登る方の参考になればうれしいです。
阿夫利神社下社までと、山頂登山は別物だった
初心者の大山登山|実際に失敗して分かったこと
私たちが歩いたのは、阿夫利神社下社から山頂へ向かう登山道です。
大山はケーブルカーを利用して阿夫利神社下社まで行くことができますが、そこから山頂までは本格的な登山道になります。
実際に歩いてみると、木の根や岩が露出した道、長い階段、急な上り坂などもありました。
「観光の延長くらいで歩けるかな」と考えていた私は、ここで大きな勘違いをしていたことに気づきます。
標高だけを見て、「それほど高い山ではないから大丈夫」と思っていたのです。
ところが、山では標高だけでなく、登山道の状態や天候、気温、そして自分の体力に合わせた準備が大切。
今回の大山登山では、そのことを身をもって知ることになりました。

木の根や岩が露出した場所もある大山の登山道。歩きやすい靴と準備の大切さを実感しました。
9月前半の服装選びで失敗|暑さと冷えの落とし穴
大山に登ったのは9月前半。
まだ残暑の時期だったため、「山とはいえ、それほど寒くないだろう」と考えていました。
そのため、この日の服装は、
- 半袖Tシャツ
- 長袖の薄手シャツ
- トレッキングパンツ
- トレッキングシューズ
といった比較的軽めの服装でした。
登り始めは体も温まり、この服装でも特に問題を感じませんでした。
ところが、標高が上がるにつれて空気が変わり、山頂付近では霧も出てきました。
歩いている間はそれほど気にならなくても、立ち止まって休憩すると汗が冷え、「思っていたより寒い!」と感じるようになりました。
山の上は麓と同じではありませんでした
大山の標高は1,252m。
「それほど高い山ではない」と思っていましたが、実際に登ってみると、麓と山頂では体感がかなり違いました。
特に私たちが登った日は山頂付近が霧に包まれ、風や汗冷えもあって、薄手の服装では心細く感じました。
このとき、「薄手でもいいから、もう1枚羽織れるものを持ってくればよかった」
と強く思ったことを覚えています。
山では歩いていると暑く、休むと急に寒く感じることがあります。
9月のように麓ではまだ暑い季節でも、脱ぎ着して体温調節できる服装にしておくことが大切だと実感しました。
今ならこんな服装で登ります
この経験を踏まえて、今なら、「暑ければ脱ぐ、寒くなったら着る」ことを前提に服装を考えます。
吸汗速乾性のあるシャツに、薄手の長袖やウインドブレーカーなどをプラスして、気温や風に合わせて調整できるようにします。
そして、もうひとつ気をつけたいのが汗。
綿素材のシャツは汗を吸うとなかなか乾かず、休憩したときに体が冷えやすくなります。
これから大山へ登る方は、季節だけで「まだ暑いから大丈夫」と判断せず、山頂の気温や天気も確認して、1枚多めに持っていくくらいが安心だと思います。
※ ゆるトレポイント
登っているときの「暑さ」だけでなく、休憩中の「汗冷え」も考えて服装を準備。
薄手の上着なら荷物にもなりにくく、体温調節に役立ちます。

山頂付近では霧が出て、麓とは体感温度も大きく変わりました。
今振り返ると、登山としてはかなり不十分な装備だったと感じています。

この日、天気は予想外の展開に。
途中から霧雨になり、やがて冷たい雨と風に変わっていきました。
登りでは岩場を進むため、身体は大汗。
それなのに風は冷たく、汗で濡れた体が一気に冷えていきます。
特に汗かきの主人は、タオルもTシャツも絞れるほどの状態に…。
私はそこまでではなかったものの、それでも全身ぐっしょり。
幸い風邪はひきませんでしたが、今思うとかなり危険な状況だったと感じています。
さらに、大山は思っていた以上に岩場が多く、上り下りの際に手をつかないと進みにくい場所もありました。
そのため、岩で手を傷つけそうになる場面もあり、手袋(軍手でも可)があればよかったと痛感。
万が一に備えて、絆創膏などの簡単な救急セットも必要だと感じました。
教訓①
・着替えのTシャツは2枚
・タオルは2本
・濡れたものを入れるビニール袋
・手袋(軍手でも可)
・絆創膏などの簡単な救急用品
季節を問わず、「少し多めに準備しておく」ことが大切だと実感しました。
この時の教訓②(装備編)
もうひとつ、「持っていて本当に助かった」と感じたのがトレッキングポール(ストック)です。
登りではそれほど重要性を感じませんでしたが、下山時、ゴツゴツした岩場や不安定な足場を降りる場面では、滑りやすい場所や、ゴツゴツした岩の斜面などもあって、ストックがあることでバランスが取りやすく、膝や足への負担もかなり軽減されました。
もしストックがなかったら、もっと時間がかかり、疲労も大きかったと思います。
特に下りが不安な方や初心者の方には、ストックはぜひ用意しておきたい装備だと実感しました。
教訓③|服装は「重ね着」が基本
今回の経験で一番強く感じたのは、
服装は「軽装かどうか」ではなく、「調整できるかどうか」が大切ということでした。
登りでは汗をかくほど暑くても、天候や標高によっては一気に気温が下がり、体が冷えてしまうことがあります。
実際にこの日は、汗で濡れた状態のまま冷たい風と雨にあたり、かなり体温を奪われました。
こうした状況を防ぐためには、簡単に着たり脱いだりできる「重ね着(レイヤリング)」が重要だと実感しました。
実際に必要だと感じた服装
・速乾性のTシャツ(できれば2枚)
・薄手の長袖(体温調整用)
・軽い防寒着(ウィンドブレーカーなど)
・レインウェア(突然の雨対策)
特に、濡れても乾きやすい素材の服はとても重要です
※ ポイント
「暑いから軽装でいい」ではなく、暑くても寒くなっても対応できる準備をしておくこと
これが大切だと感じました。

迂闊にも、食料と水を持たなかった大失敗
教訓④|食料と水は必ず持つ
今回、いちばん大きな失敗がこれでした。
なんとこの日、
水は150mlのペットボトル1本(しかも2人で)、食料は一切なしという状態で登ってしまったのです。
普段はどこへ行くにも、おにぎりやサンドイッチを持っていくのに、なぜかこの日に限って何も準備せず…。
登っている最中は必死で気づかなかったのですが、山頂に着いた途端、猛烈な空腹に襲われました。
山頂のお店は閉まっていて・・仮に開いていたとしても、そのとき欲しかったのはただ一つ。
「おにぎりが食べたい…」
このときほど、白いご飯を恋しく思ったことはありません。
さらに、下山途中で水もなくなり、空腹と疲労と戦いながらの下山となってしまいました。
3時間ほどの行程だからと軽く考えていましたが、山登りは想像以上に体力を使うため、
水分もエネルギーも思っている以上に必要だと痛感しました。😢
必ず持っていきたいもの
・水(1人500ml〜1L程度)
・おにぎりやパンなどの軽食
・すぐに食べられる行動食(チョコ・ナッツなど)
「少し多いかな」と思うくらい準備しておくと安心です
登山では「食べる・飲む」ことも、体力維持の大切な準備のひとつだと実感しました。


ようやく阿夫利神社下社に降りて、神社脇にある湧き水を頂いた時の美味しかったこと!
ちなみにこの湧き水は無料だそうです、有難く喉の渇きを癒して頂きました( ´艸`)

登山から下りた場所に美味しい水がありました。
帰る途中、有名な大山豆腐などのお店もありましたが、なぜかこの日は、おにぎりに拘ってしまって・・・というか、とにかく疲れ切ってしまって早く帰りたい、お家に帰ってご飯が食べたい!という心境でした(;^ω^)
-
おにぎり or サンドイッチは必須
-
水は余るくらいでちょうどいい
靴や靴下を軽く考えてはいけない
トレッキング・ハイキングでは、登山用の厚手の靴下も大事!

意外と靴下も大切ですが、今回、こちらの記事では書いていませんが、当然ながら、靴・トレッキングシューズに関しても、とても大切ですよね。
特にトレッキング初めての方には靴選びは大切です。
この靴選びに関しては、「トレッキング初心者がまず1番に大切なことは靴選び」で詳しく書いていますので参考にしてみて下さい。

教訓⑤|クマよけ鈴は想像以上に役立つ

クマよけ鈴を持ち歩くことで安心です。
夏に上高地をトレッキングしたときに、なんとなく、「クマよけ鈴もあった方がいいね」と用意していたのですが、今回の大山登山でも、そのありがたさを実感しました。
この日は途中から霧がかかり、見通しが悪くなる場面もあり、先を歩く主人の姿が見えなくなることもありました。
そんなときでも、クマよけ鈴の音が聞こえていることで、安心して歩くことができました。
足場が悪いと足元に集中してしまい、さらに霧が濃くなると道を見失いそうになることもあります。
そんな状況では、クマ対策だけでなく、
同行者とはぐれないための目印としても役立つと感じました。
また最近はクマの目撃情報もあり、実際に「クマに注意」という看板も見かけました。
低山とはいえ、天候やコースによっては状況が大きく変わります。
今回のように霧が出ると、一気に難易度が上がることもあると実感しました。
実際、高尾山を歩いたときはここまでの厳しさは感じなかったので、
同じ低山でも条件によって大きく変わることを改めて感じました。

✔ あると安心なアイテム
クマ対策だけでなく、連れとはぐれないよう、安心して歩くための装備としてもおすすめです。
登山では「万が一に備えること」が安心につながると、改めて感じました。





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