日光・奥日光で紅葉と軽いハイキングを楽しみたい方に向けて、華厳滝・中禅寺湖・竜頭ノ滝・戦場ヶ原・湯ノ湖を巡る日帰りモデルコースをご紹介します。
私が訪れたのは2021年10月。まだ緑が多く残っていましたが、少しずつ紅葉が始まっており、日帰りドライブと無理のない散策を楽しむことができました。
「日光の紅葉を見たいけれど、混雑が心配」「本格的な登山は難しいけれど、少し自然の中を歩きたい」という方にも、日光・奥日光エリアはおすすめです。
この記事では、実際に歩いて感じた見どころや服装・持ち物の注意点に加え、2026年のアクセス情報や周辺の立ち寄りスポットもまとめました。体力に合わせて、無理なく日光の紅葉を楽しむための参考にしてください。
日光・奥日光が初心者でも楽しみやすい3つの理由
「ハイキングには興味があるけれど、体力に自信がない」という方にも、日光・奥日光エリアは歩く範囲を選びながら楽しめます。おすすめする理由は、大きく分けて3つあります。
歩く距離を体力に合わせて選べる
戦場ヶ原には木道や自然研究路が整備されており、比較的歩きやすい区間があります。私たちは本格的なコースをすべて歩くのではなく、車で移動しながら見どころ周辺を散策しました。
ただし、濡れた木道や落ち葉の上は滑りやすく、場所によっては足元の悪い区間もあります。短い散策でも、履き慣れた滑りにくい靴を選ぶと安心です。
車や路線バスを利用して見どころを巡れる
華厳滝から中禅寺湖、竜頭ノ滝、戦場ヶ原、湯ノ湖、湯元温泉まで、主な見どころの近くまで車や路線バスで移動できます。その日の体調や時間に合わせて、歩く距離を調整しやすいのも魅力です。
紅葉シーズンは道路や駐車場が混雑するため、時間に余裕を持って出発することをおすすめします。
短い散策でも奥日光の自然を感じられる
迫力のある滝の音、湿原を吹き抜ける風、色づき始めた木々、湯元温泉に漂う硫黄の香りなど、長い距離を歩かなくても奥日光らしい自然を五感で楽しめます。
私たちが訪れた日には小学生の団体も歩いていて、周囲から楽しそうな声が聞こえていました。自分の体力に合った場所を選べば、幅広い年代が楽しめるエリアだと感じました。
【コース紹介】絶景をめぐる日帰り黄金ルート
中禅寺湖から湯元にかけてのエリアは、車と徒歩を組み合わせることで、体力を温存しながら効率よく絶景を巡ることができます。 おすすめの立ち寄りスポットを順にご紹介します。
先ずは「いろは坂」を抜けて「華厳の滝」へ
「いろは坂」を過ぎて、正面の信号(二荒橋前)を右折して(左へ行けば中禅寺湖)ほんの少しで右側に「華厳滝」の駐車場があります。
奥に歩いて行くと、正面に「エレベーター乗り場」があります。

入場料は570円です。

「地図内のスポット詳細はこちら」👇
[お土産] 日光湯葉ふじや(公式サイト)
[観光] 華厳の滝エレベーター(公式サイト)
華厳の滝|地下100mの展望台から見る迫力の水しぶき
まずは日光のシンボル「華厳の滝」へ。 エレベーターで約1分ほどですが、一気に地下100mの岩盤の中を降りて少しだけ通路を歩くと、まもなく滝の流れる音がして、山の間から滝の水が勢いよく流れ落ちて、そこには圧巻の光景が広がります。 滝の落ちる爆音とマイナスイオンを全身で感じられる展望台は、まさにパワースポットです。
通路はヒンヤリと涼しいので(夏でも15度ほどだそうです)、この日は特に気温が低かったので尚の事、寒いほどでしたが、これからの季節はもっとヒンヤリとするでしょうからジャケットなどは必ず持参した方が良いですね。
👇 山の間から滝の水が勢いよく流れ落ちてきている絶景が目の前に現れます。

観瀑台では、轟音とともに流れ落ちる滝を間近に見ることができ、水しぶきとひんやりした空気がとても心地よく感じられました。
龍頭の滝へ|階段を歩きながら楽しむ「龍の頭」の絶景
華厳滝を見学したあとは、中禅寺湖畔を通り、奥日光三名瀑の一つ「竜頭ノ滝」へ向かいました。
竜頭ノ滝は、男体山の噴火によってできた溶岩の上を、約210mにわたって流れ落ちる渓流瀑です。滝つぼ近くの巨岩によって水の流れが二つに分かれる姿が、竜の頭に見えることから、この名がついたといわれています。
滝の下にある龍頭之茶屋の近くから、滝沿いの遊歩道へ入りました。
階段は少し急なところもありますが、木々の間を流れる水を間近に眺めながら、自分のペースで歩くことができます。

遊歩道を歩いたあとは、龍頭之茶屋の奥にある観瀑スペースへ。ここから、二つに分かれて流れ落ちる竜頭ノ滝を正面から眺めることができます。
龍頭乃茶屋の中を進むと、奥が写真撮影スポットとなっています📷
白い水の流れが巨岩を挟んで左右に分かれる様子は、なるほど、竜の顔のようにも見えました。周囲の木々も少しずつ色づき始め、緑と赤、黄色が入り交じる秋らしい景色が広がっていました。

👆の白い滝の水が、龍の白いひげで真ん中の岩が龍の頭の様子から、龍頭の滝と名付けられたそうです。
そう思って見れば、そうも見えてくる気もしますが・・・( ´艸`)
竜頭ノ滝の観瀑スペースは無料で見学できます。
水の流れを間近に感じながら歩ける、気持ちのよい散策スポットでした。
戦場ヶ原・三本松園地|車を停めて奥日光の景色を気軽に散策
竜頭ノ滝をあとにして、次に立ち寄ったのは戦場ヶ原の三本松園地です。今回は戦場ヶ原自然研究路の木道を歩く本格的なハイキングではなく、三本松の駐車場に車を停め、トイレ休憩を兼ねて周辺を軽く散策しました。
「戦場ヶ原」という少し不思議な名前は、中禅寺湖をめぐって男体山の神と赤城山の神が争ったという伝説に由来するといわれています。
実際に訪れてみると、目の前には広々とした景色と山々が広がっていました。長い距離を歩かなくても、車を降りて少し散策するだけで、奥日光らしい雄大な自然を感じられる場所です。
戦場ヶ原を本格的に歩きたい方には、湿原を囲むように整備された自然研究路があります。
休憩や写真撮影を含めると2時間半~3時間ほどを見込むと安心です。通行止めや木道工事が行われる場合もあるため、出発前に公式サイトで最新情報をご確認ください。


園地にあった案内板によると、かつてこの場所は湯元温泉と奥鬼怒・川俣方面へ向かう道の分岐点で、目印となる大きな3本の松があったことから「三本松」と呼ばれるようになったそうです。
現在、その3本の松は残っていませんが、地名と案内板から、かつての風景を想像することができました。


現在は、上記のように三本松は残っていないそうです。
湯ノ湖|湯元温泉の硫黄が香る静かな湖畔を散策
奥日光ドライブの最後に立ち寄ったのは、湯元温泉の近くにある湯ノ湖です。
湯ノ湖は、三岳の噴火によって流れ出た溶岩が川をせき止めてできた湖で、標高は約1,478m。三方を山に囲まれ、湖の南端から流れ出した水は、落差約70mの湯滝となって流れ落ちます。
湖の周囲には約3kmの散策路があり、1周約1時間、ゆっくり歩く場合は1時間半ほどが目安です。今回は湖を一周せず、湯元温泉に近い湖畔の一部を短く散策しました。
湖畔には温泉地らしい硫黄の香りが漂い、水面には周囲の木々が映り込んでいました。少しずつ色づき始めた山と、静かな湖を眺めながら歩く時間は、奥日光ドライブの締めくくりにぴったりでした。



木々に囲まれた湖畔の橋を渡ると、水鳥の姿や遠くから聞こえる人の声が、静かな風景の中に溶け込んでいました。長い距離を歩かなくても、少し湖畔を散策するだけで、奥日光らしい澄んだ空気と秋の気配を感じられます。
湖から流れ出す水の音と、色づき始めた木々の様子を短い動画にまとめました。
今回は、竜頭ノ滝から戦場ヶ原の三本松園地を経由し、湯ノ湖まで車で巡りました。

「地図内のスポット詳細はこちら」☞ ※「三本松茶屋」さんへのリンク
奥日光ドライブの服装・持ち物|初心者が準備したいもの
日光・奥日光は標高が高く、市街地とは気温や天候が大きく異なることがあります。今回は本格的なハイキングではありませんでしたが、滝や湖の周辺を散策するときに、用意しておいてよかったものをご紹介します。
薄手の上着
華厳ノ滝の観瀑台や地下通路、湯ノ湖などの水辺では、風や水しぶきによって肌寒く感じることがあります。夏でも、さっと羽織れる薄手の上着が一枚あると安心です。
履き慣れた滑りにくい靴
竜頭ノ滝では階段の上り下りがあり、雨のあとは足元が滑りやすくなることもあります。短時間の散策でも、履き慣れたスニーカーや歩きやすい靴がおすすめです。
飲み物と軽食
三本松周辺には食事や休憩のできる場所がありますが、自然研究路などを歩く場合は、途中に売店がありません。散策を始める前に、飲み物や簡単な軽食を用意しておくと安心です。
雨具と帽子
山の天気は変わりやすいため、折りたたみ傘やレインウェアがあると役立ちます。晴れた日は日差しを遮る帽子も用意しておくとよいでしょう。
また、駐車場や日帰り入浴などに備えて、電子決済だけでなく少額の現金も持っておくと安心です。

アクセス・混雑・立ち寄り情報(2026年9月確認)
紅葉シーズンは早めの出発がおすすめ
奥日光では、紅葉が見頃を迎える10月中旬から11月上旬を中心に、いろは坂や中禅寺湖周辺で渋滞が発生することがあります。特に休日は混雑しやすいため、時間に余裕を持ち、できるだけ早い時間に出発するのがおすすめです。
電車・バスで訪れる場合
JR日光駅・東武日光駅からは、「湯元温泉行き」の東武バスを利用できます。華厳ノ滝に近い中禅寺温泉のほか、竜頭ノ滝、三本松、湯元温泉方面へ移動できます。
ただし、紅葉シーズンは道路の渋滞によってバスが遅れることもあるため、帰りの時間にも余裕を持って計画しましょう。
三本松周辺で休憩
三本松周辺には、食事や買い物のできる施設や駐車場があります。戦場ヶ原の景色を眺めながら少し休憩したり、飲み物や軽食を用意したりする場所として便利です。
日光湯元温泉の日帰り入浴
日光湯元温泉には、日帰り入浴を受け付けている宿泊施設があります。ただし、受付時間や営業日は施設によって異なり、混雑時には受付が早く終了することもあります。訪れる前に、各施設の公式サイトや電話で最新情報を確認することをおすすめします。
まとめ|無理のない奥日光ドライブで秋の景色を楽しもう
今回の奥日光巡りでは、華厳ノ滝から竜頭ノ滝、戦場ヶ原の三本松、湯ノ湖まで、車で移動しながら紅葉の名所を楽しみました。
本格的なハイキングではありませんでしたが、滝の近くを歩いたり、戦場ヶ原の雄大な景色を眺めたり、湯ノ湖のほとりを散策したりと、短い時間でも奥日光の自然を十分に感じることができました。
体力に自信がない方や、長時間歩くのが難しい方でも、車で移動しながら立ち寄る場所を絞れば、無理なく楽しめるコースです。時間や体力に余裕がある方は、戦場ヶ原自然研究路や湯ノ湖一周コースなどを加えてみてもよいでしょう。
2021年に訪れたときの紅葉や、湖面に映る山々の美しさは、今でも心に残っています。奥日光を訪れる際は、気温差や紅葉シーズンの混雑に備え、時間に余裕を持った計画で秋の景色を楽しんでください。
また、道路状況や時間に余裕があれば、中禅寺湖から日光市街へ戻る途中に、世界遺産「日光の社寺」のひとつである日光東照宮へ立ち寄るのもおすすめです。
実際に訪れたときの様子や見どころは、別の記事で詳しくご紹介しています。




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